このブログの主な目的は、以下の4点です。
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年齢に関わらず「妊娠したら出産できる」とは限らないことを、多くの人に知ってほしい
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「流産しました」と周囲に言えない女性は多いことを知ってほしい
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流産した人に対して、「適切な対応(支えになる)」ができる人が増えてほしい
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不育症や流産経験者の方が悩んだとき(病院選びや検査項目、治療法、実際の治療費、メンタルケアの方法など)の、参考になりたい
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ざっくり言うと、「不育症」の認知を高めたいということです。
こうして書くとなんか立派な人に思えるかもしれませんが、正直に言うと、このブログは「みんなのために」ではなく、「自分のために」やっています。
私は専門医ではなく、あくまで一患者にすぎません。
だから、自分の経験や思い(それに沿ったアドバイス)しか話せません。
4つめの目的の「参考になりたい」とは、「このブログを参考にしてください!これが正解!」という意味ではありません。
不育症はまだ研究段階の疾患で、検査や治療方針も各病院によってバラバラです。
だから私と同じ病院や検査、治療、メンタルケアが、あなたにとって適切かどうかはわからない。
無責任なことはしたくありません。あくまで、参考(ふーんこういう人もいるんだー)程度にご覧ください。
ただ、この「自分のため」が「誰かのため」になるといいなという思いでブログをやっています。
実は最初は、「同じ不育症の人の役に立ちたい!」という思いでブログを始めようと思っていました。
でも、荷が重すぎた。。。
私はもともと共感性の高い「HSP(Highly Sensitive Person:人一倍敏感な人)」で、ツイッター上で、流産でうつ状態になってしまった人を見たり、不育症の専門病院選びで右往左往している人を見たりすると、つい話しかけちゃいます。他人事と思えなくて。
「これは放ってられん。私がみんなを救うぞ!」と思い、色んな方々とやりとりしてツイッター漬けの日々を送っていたら、
同情しすぎて、私一人じゃフォローし切れなくて、疲れ果てた。
結果、自分も病んだ(うつ悪化)。
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・・・という経験があり、精神科医の先生やカウンセラーからのアドバイスを元に考え直してみたところ、「私、人のために何かやることが、いつの間にか頭の中で義務化しちゃって、すんごい負担になる」と気づきました。
ツイッター上では私のコメントに感謝してくれる方も多く(ありがたい!)、それを生きがいにしている側面は大きいのですが
一方で共感性が高すぎるせいで、
という感じで、心も脳内もフル稼働。
適切な(と思われる)言葉やアドバイスを考えすぎて、ぐったり消耗してしまうのです。。
それに、話を聞く側の私が疲弊してしまったら、頼ってくださった方も、「私のせいでごめんなさい・・・」と逆に申し訳なく感じてしまうのでは?とも思いました。
なので、このブログはあくまで「自分のため」にやることにしました。
私はもともと文章を書いて発散するタイプの人間ですが、期待を勝手に背負いすぎてうつ病が悪化したら、元も子もないですからね・・・
ただ、そんな「自分のため」のブログが「誰かのため」になれば幸いです。
「なんて言ったら心が救われるかな?うーん、私だったらこう言ってほしいけど・・・いやでもこの人は事情も違うし、ならこれは不適切か。じゃあこっちの方向で・・・いや違う?うーんうーん」