「流産した」と言えない女性は多い—ブログを始めた理由②

不育症
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こんにちは、ASCAです。

今回はこのブログを始めた理由の2つめ、
「流産した、とカミングアウトできない女性は多い」という実態についてです。

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「流産した」と言えない女性は多い

「100人中、約10〜15人の女性に流産経験がある」
というのは前回の記事でお話したとおりです。

「でも実際、流産の報告なんて聞いたことないけど?」

と思う方、いませんか? そうなんです。

「流産しました」と報告できる女性、なかなかいないと思います。

私も言えませんでした。というか今でも。
実生活では、家族と数人の親友、直属の上司にしか報告できていません。

え? 「言ってくれればいいのに」って?
じゃあもし報告を受けたら、どう対応しますか?
そこが問題なのです。

なぜ流産報告をしないのか?

流産報告をしないのには、主に以下の理由があると思われます。

  1. 赤ちゃんの死を、言葉に出して実感するのが辛すぎる
  2. 流産の診断や手術による心身の苦痛と悲しみで、報告する心の余裕がない
  3. 妊娠報告を聞いてお祝いムードの人たちに、「流産しました」と報告して困らせるのが申し訳ない(自分も辛い)
  4. 「流産した」と報告したら、デリカシーのない言葉を掛けられそうで怖い
  5. 妊娠中や子持ちの友達に会いたくないし話したくない

私の場合は、↑の全部でした。

特に1回目の妊娠時は舞い上がって周りに報告してしまったので、
余計に撤回が辛かったです。私も泣いちゃうし。

みんな優しく心配してくれたのですが、困らせて気まずい空気に。。

もし妊娠報告をしていなければ、
周りには言いたくなかったです。絶対。
「赤ちゃんの心臓は動いていたのに、死んでしまった」なんて。

流産した人に対する心無い言葉

最近ニュースで報じられた、TBS高畑百合子アナウンサーの流産報告
びっくりしたり、悲しい気持ちになったりした方も多いのではないでしょうか。

私も衝撃を受けました。
流産したことにではなく、公表されたことにです。


周囲に流産報告するのは、本人にとって非常に苦痛が大きい行動です。

高畑さんは流産を公表した理由について
「無かったことにしたくなかったから」とおっしゃっています。
宿った命を尊重する、素敵な言葉です。

ただ、あくまで私の推測では

  • 赤ちゃんの心拍確認ができていたので、周りに妊娠を報告してしまっていたこと
  • アナウンサーという公の立場(職業上の理由)

も少なからず関係しているのかな、と思っています。
流産を報告するのはとても辛く、勇気のいる行動だからです。

実際、「流産は経験したけれど身内以外には話していない」
という女性もかなり多いのではないでしょうか。

だって、周囲がどんな反応をするか、どんな言葉をかけてくるかもわからず、
さらに傷つけられる恐れもあるのですから。

実際、高畑さんの流産に関連するツイートをチラ見したところ、

死を見せびらかすな」
「流産がニュースになるなんて、よっぽどネタがないのか?」

といった、心無い言葉を目にしました。
人としての品性や想像力に欠ける言葉です。正直、不快です。

100人に90人は気遣いの言葉を掛けてくれたとしても、
たった数人のこういう酷い言葉で
流産経験者はさらに傷つけられるんです。

現にツイッター上でも、流産後に傷つく言葉を掛けられた人は多く見受けられます。

「あなたの行い(残業、運動、食生活等)のせいじゃない?」
「母体に異常があるんだろ」
etc…

流産報告が減る→「妊娠=出産」という世間の認識が強まる

とはいえ人を傷つけるのが趣味な人もいるので
そういう人達にいくら言葉を投げかけても無駄かと思います。

とにかく私が善良な方々に知っていただきたいのは、
下記イラストの実態です。

文章化するなら、

心無い言葉をかける人がいる

「流産した」と報告するのが怖い
=流産報告をしない女性が増える

周囲の人も流産報告を聞く機会が減る

「流産した人なんて周りにいない」「妊娠したら出産できる」
という世間の認識につながる

さらに流産報告しにくくなる
(以下、無限ループ)

という負のスパイラルですね。


最後に、気遣いのできる素敵な方々に、衝撃的なことを告げます。

実は、これまであなたが気遣うつもりで掛けた言葉が、
流産経験者や不育症の方を傷つけていた可能性があります。

詳しくは次回、
流産した人への「適切な対応」とは?
の記事でお伝えしていきます。

それでは。
マンガ版もupしました。

ASCA
この記事(マンガ・イラスト)をかいた人

流産を繰り返す「不育症」の患者。20代で3回妊娠するも、すべて流産。

31歳、仕事はWebライター。流産を繰り返すうちに適応障害が悪化→うつ病になり、半年間休職。現在は復職し、うつ病の治療中。

「妊娠したら出産できるとは限らない」ということを、多くの方に知ってほしい。
流産や不育症で悩む方への情報発信、「不育症」の認知度を上げるためにブログをやっています。趣味レベルで漫画も描きます。

当サイトのコンテンツ全て(記事/イラスト/漫画)の無断使用・無断転載を禁じます。

■Twitter
https://twitter.com/asca_fuiku

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