「妊娠したら出産できる」とは限らない—ブログを始めた理由①

不育症
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こんにちは、ASCAです。
今日はブログを始めた理由をお伝えしようと思います。

主な理由は、以下の4点です。

①年齢に関わらず「妊娠したら出産できる」とは限らないことを、多くの人に知ってほしい
「流産しました」と周囲に言えない女性は多いことを知ってほしい
流産した人に対して、「適切な対応(支えになる)」ができる人が増えてほしい
不育症や流産経験者の方が悩んだとき(病院選びや検査項目、治療法、実際の治療費、メンタルケアの方法など)の、参考になりたい

今回から1つずつ記事に分けて、詳しくお話していきます。

今日は①妊娠したら出産できるとは限らないというお話です。

 

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年齢に関わらず「妊娠したら出産できる」とは限らない

1つ、みなさんに質問です。

みなさんの周りに、流産経験者はいますか?

「いない。みんな出産してる」
「ほとんどいない」
と答える方が多いのではないでしょうか。

いいえ、実際はそうではありません。

100人に10〜15人は流産経験者!?

国の統計データ(※)によれば、「流産は10~15%の頻度で生じる」そうです。
つまり確率的には、10人に約1〜2人、100人いたら約10〜15人の女性に流産経験があるということになります。

どうでしょう。案外多くないですか?

(あくまで統計なので、一部の人だけが流産を繰り返した結果、上記の数値になった可能性はあります。
流産を一度も経験せず、何人もお子さんを出産される方ももちろんいるので。)


また上記データによると、
日本国内では2回以上流産を繰り返す人は4.2%、3回以上は0.88%だそうです。

この方々は「不育症」に該当するわけですが、
2回流産する方は100人いたら約4〜5人、3回以上の方は約1人、ということになります。

この数値を「案外多い」or「超レアケースじゃん」と捉えるかはご個人にお任せしますが、
少なくとも私は、20代で3回流産した0.88%の人です。

そして現にいま私はツイッターでも、多くの不育症の方々と交流しています。
実際の患者数は決して少なくありません。

(※出典:国立研究開発法人 日本医療研究開発機構委託事業「Fuiku-Labo」)

「若ければ流産しない」は偏見

時々SNS上で、

「流産するのはオバサンだけ」
「年取ってから結婚したせいでしょ」

といった「流産=加齢が原因」という認識を持った方が見受けられるのですが、
私としては、それはやや間違った認識だとお伝えしたいです。

確かに35歳以上、さらに40歳を超えると流産率が上がると医学的には言われています。
データ上、これは事実でしょう。

しかし若くても、妊娠適齢期(25〜35歳)でも、流産や不育症になる女性もいます。

実際に私は、28〜29歳の間に3回流産しました。
結婚だって、27歳のときにしました。

ツイッターで交流のある方でも、若くして流産を経験した方は少なくありません。

何で若いのに流産するの?

じゃあ何で若いのに流産するの?

と思った方は、
ぜひネット検索して、専門外来やクリニックなどの信頼性の高いサイトを読んで
流産や不育症の原因について知ってください。

私も今後、記事化する予定ではありますが。

(あ、専門家でない人のサイトの情報はスルー+鵜呑みにしないでくださいね!
私は不安のあまり検索魔になって散々混乱し、傷ついたことがあるので。。)


次回は、
「流産しました」と周囲に言えない女性は多い
という実態についてお伝えします。

男性はもちろん、流産経験のない女性にもぜひ読んでいただきたいな、と。
それでは。(今日の記事のマンガ版はこちらから)

ASCA
この記事(マンガ・イラスト)をかいた人

流産を繰り返す「不育症」の患者。20代で3回妊娠するも、すべて流産。

32歳、仕事はWebライター。流産を繰り返すうちに適応障害が悪化→うつ病になり、半年間休職。その後はうつ病の治療を続けながら復職し、2020年夏に4回目の妊娠→2021年春に出産。

「妊娠したら出産できるとは限らない」ということを、多くの方に知ってほしい。
流産や不育症で悩む方への情報発信、「不育症」の認知度を上げるためにブログをやっています。趣味レベルで漫画も描きます。

当サイトのコンテンツ全て(記事/イラスト/漫画)の無断使用・無断転載を禁じます。

■Twitter
https://twitter.com/asca_fuiku

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