「子供まだ?」って聞かないで 〜 「流産経験のある人かも」を念頭に

不育症
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こんにちは、ASCAです。

突然ですが皆さん、
既婚女性に対して「子供まだ?」って聞いたことありませんか?

私は色んな人から、散々聞かれます。言われます。

「結婚できたから、次は子供だね!」
「若いうちに産んだほうがいいよ〜」
「あれ?子供まだ? 子供キライなの?」

とかね。

これらの発言、マジでやめてください。お願い。
というお話です。

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「子供まだ?」は禁句

以前からお伝えしている通り、
流産した人が自ら「流産した」と報告してくるケースは少ないです。
(理由については、このマンガ記事をご参照ください)

妊娠初期は、流産率が高い時期でもあるので
「安定期に入ったら報告しよう」と思っていたものの、流産してしまう方も少なくありません。

そういう人は、妊娠したことも流産したことも周囲に認知されないまま、黙々と社会生活を送ることになります。

なのでそれを知らない周囲の人は、

「子供まだ?」
「若いうちに産んだほうがいいよ〜」

なんて話しかけてくることが多々あります。

これでグサッと傷つく流産経験者、すごーーーーく多いです。

でもそこで「実は流産して・・・」とカミングアウトするのもしんどいので、
「そうですね〜(^^)」と、社交辞令で返す女性がほとんどだと思います。

しかし心の中では・・・

「悪意がないのはわかってるけど、傷ついた・・・」
「傷が抉られた。子供のことを聞くなんて、無神経な人」

と、泣きながら思っています。
私の場合は、もはや恨んでいます()。

「流産した」って聞いてないからしょうがない、のか?

でも周囲の人にしてみれば、それはしょうがないですよね。
だって、その人が流産したなんて知らないですからね。

・・・という一言で片付けたくありません。

それは第一に流産した女性の心を守るためですが、
あなた自身が無意識のうちに、「加害者」になるのを防ぐためでもあります。


嫌じゃないですか? 不本意じゃないですか?
悪意はなくとも自分の何気ない一言で、人を傷つけるなんて。

お気持ちはわかります。
「やっほー、元気?」くらいの軽いノリで、「子供は?」って聞いちゃうんですよね。

私も流産をしてなかったら、フツーにその一言を放って、
そして知らず知らずのうちに恨まれていたことと思います。

で、後々その人が流産していた事実を知ったとき、凄く後悔すると思います。

「この人は、流産経験者かもしれない」を前提に

皆さんにぜひ学んでいただきたいのは、
「この人は流産経験者かも」と念頭に置いて、女性に接することです。

流産経験者は、約100人に10〜15人とされています。決して少ない数ではありません。
つまり、もしかしたら昔あなたが「子供は?」と尋ねた女性は、流産経験者だったかもしれません。

昔の発言や、無意識のうちに人を傷つけてしまったかもしれない過去は、残念ながら変えることはできません。
ただこれから、流産した女性を傷つけないことはできるはずです。


主に既婚女性に、「子供は?」系の話を振るのはやめましょう。
「結婚したから子供を産む(産める)」とは限りません。

あと要注意なのは、突然仕事を数日休んだ後、ひっそり復職した女性。

いや、ただの風邪とかの一般的な体調不良や、その他の病気や事情による休暇かもしれませんが、
ひとつの理由として、「妊娠報告はしていないけれど、流産を宣告され手術をした」ために休んだ可能性はあります。

とにかく、「流産したことがある人かも」と念頭に置いた上で、女性と接するようにしてください。お願いします。
子供の話題を振られないだけでも、流産経験者はだいぶ救われるはずです。

「励ましの言葉」にもご注意を

「流産したから休んだのかな? じゃあ、元気になるように声かけてあげよう!」

と思う優しい方々もいらっしゃるかと思いますが、ちょっと待ってください。

その「元気になるような声がけ」は、かえって流産経験者を傷つける可能性があります。

「え?何を言っちゃいけないの?」の具体例については、また後日お伝えしますが、
とにかく、一旦声かけはやめましょう。「何もしない」のが無難です。
察しても、何事もなかったかのように接してください。

(一応言っておきますが、「何もしない」=「腫れ物扱いしろ」という意味ではありません。
変に距離を置かれると、それはそれでこっちも気まずいです。「私のせいで気を遣わせてごめんなさい・・・」と居づらくなってしまいます。)


私視点のアドバイスになりますが、ご参考になれば幸いです。
マンガ版はコチラ)

次回は、「流産した人への適切な対応って?」がテーマです。
流産報告を聞いたときに言いがちな、「励ましの言葉」がNGワードかもしれないことをお伝えします。

それでは。

ASCA
この記事(マンガ・イラスト)をかいた人

流産を繰り返す「不育症」の患者。20代で3回妊娠するも、すべて流産。

32歳、仕事はWebライター。流産を繰り返すうちに適応障害が悪化→うつ病になり、半年間休職。その後はうつ病の治療を続けながら復職し、2020年夏に4回目の妊娠→2021年春に出産。

「妊娠したら出産できるとは限らない」ということを、多くの方に知ってほしい。
流産や不育症で悩む方への情報発信、「不育症」の認知度を上げるためにブログをやっています。趣味レベルで漫画も描きます。

当サイトのコンテンツ全て(記事/イラスト/漫画)の無断使用・無断転載を禁じます。

■Twitter
https://twitter.com/asca_fuiku

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3回流産 不育症のASCAのブログ

コメント

  1. 谷口美奈 より:

    TVでASKAさんの事を知りました。お辛かったでしょう、あと皆に知ってほしい、という気もちでTVに出たりブログをされたりその勇気に尊敬するし、本当にすごいことだと思いコメントさせて頂きました。私は41才パニック障害があります。鬱病も併発したことがありお辛い気持ちわかります。適切な治療で回復される事を願ってます❗️私もまだ治療中です☺️もう13年治療してるから慣れてきました、話がそれてしまいましたが、、去年、子宮頸がんの前段階で見つかり手術しましたが、なぜか産科病棟で周りは妊婦さんだらけ、ASKAさんの気持ち、すごくわかります、婦人科病棟が良かったなぁ。。と。手術の時は母親と21才の娘が付き添いしてくれましたが、周りは幸せそうで夜中1人で暗くなりましたASKAさん旦那様とゆっくりと今は過ごしてほしいです☺️

    • ASCA より:

      谷口美奈さん、初めまして。
      アベプラの番組をご視聴頂き、さらにこうしてブログにご丁寧にコメントくださって、本当にありがとうございます。
      (お返事が遅くなり、申し訳ありません)

      実は最初は、顔を出してTV出演することには抵抗がありました。
      でも、私と同じように流産を繰り返している女性は多く、皆さん適切な検査やケアを受けられず、偏見や暴言に晒されて生きているのが現状で…。少しでも「流産に対する偏見を減らしたい」「不育症という病気を広く社会に知ってほしい」という一心で、出演を決めました。
      私は度重なる流産で一度は自殺しかけたのですが、たまたま生き長らえたので、せめて未来の患者さんだけは救ってあげたいなぁと。
      (こうして谷口さんから素敵なコメントを頂けて、生きていて良かったなぁ…と実感しているところです。)

      谷口さんも闘病中の身で、さらに子宮頸がんの手術も経て、壮絶なご苦労をされてきたことと存じます。今後もどうかご自愛くださいね
      私も精神が壊れない程度に、マイペースに活動を続けつつ、しばらくは夫と穏やかな時間を過ごしたいと思います。

      温かく励みになるコメント、とっても嬉しかったです!本当にありがとうございました。