流産した人への適切な対応って?【励ましの言葉がNGワード】—ブログを始めた理由③

流産
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こんにちは、ASCAです。

前回の記事では、

  • 既婚女性に「子供まだ?」系の声かけはやめてほしいこと
  • 「流産経験のある女性かも」と念頭に置いて接してほしいこと

をお伝えしました。そして最後に

「あなたの【励ましの言葉】は、かえって流産経験者を傷つける可能性があるので待ってほしい」

と申し上げましたが、
今日はその具体的なNGワードについて、お伝えしようと思います。

(人それぞれ感受性は違うので、「絶対にこれが適切な対応だ!」という正解はありません。あくまで私や周囲の方の経験をもとにしたアドバイスなので、ご了承願います。)

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流産した人への「励ましの言葉」が逆効果に

では、あなたが流産報告を受けたとしましょう。
その女性に、どんな言葉を掛けますか?

「大丈夫?」
「でも、元気そうでよかった〜」

「まぁ、しょうがないよね」
「まだ若いんだから、次は大丈夫だよ」
「次の子に期待しよう!」

これ、やめてください。

気遣って励ましてくれていることはわかります。
でも、私はめちゃくちゃイヤでした。
(気にしない、嬉しい、という方もいるかもですが・・・)

「大丈夫?」

私はこれを「大丈夫のカツアゲ」と呼んでいます。笑

「大丈夫じゃありません。」
が、本音です。

普通に考えてみてください。
大丈夫なわけないですよね?

悲しすぎてズタボロです。

「なんで赤ちゃんが死んじゃったんだろう。育たなかったんだろう」
「私のせいかもしれない」
「悲しい。辛い。消えちゃいたい」

でもそんなこと言えません。気を遣わせるから。
本音を言っても、次またどんな言葉を掛けられるのか、怖いから。

「でも、元気そうでよかった〜」

流産報告をしつつも、気丈に振る舞う女性が言われがちな言葉。
実際、私も何回か言われました。

いいえ、元気ではありません。
むしろ元気なはずがありません。

今、精一杯泣かないように、あなたを困惑させないように、という気遣いから必死に取り繕っている最中です。本当は泣きたいです。心はズタボロです。

「元気そうでよかった」と言われたとき、私はこう思いました。

「赤ちゃんは死んじゃったのに、なんで私だけ元気に生きてるんだろう」
「守ってあげられなかった。私の命と引き換えにしても、元気に産んであげたかった」

「まぁ、しょうがないよね」

「しょうがない」って、何ですか?

まだ自分の子が亡くなってしまったこと、受け容れられません。
(私は、初めての流産から2年経った今もそうです)

なんなら「自分のせいかも」と自分を責めているところです。

奇跡的にお腹に宿って、頑張って生きてくれていた命を、「しょうがない」なんて一言で片付けるのは、やめてください。

たとえ「しょうがない」が正論だったとしても。

「まだ若いんだから、次は大丈夫だよ」

「まだ若い」は、何の励ましにもなりません。

確かに医学的には、若い人の方が流産率は低いとされています。
でも私は20代で3回流産しました。

そして今後、今よりも若くない年齢で妊娠するわけです。不安です。

それに、「次は大丈夫」は、逆にプレッシャーに思う人もいます。

次」っていつやってくるんだろう。
「次」も流産だったらどうしよう。

って。

「次の子に期待しよう!」

え?「次の子」?
そんな簡単に切り替えられません。次の妊娠が怖いです。

今は「妊娠→流産」というネガティブなイメージしか持てません。
トラウマです。

今は、流産したこの子への想いでいっぱいです。
流産した女性にとって、その子はかけがえのない、この世にたった一人しかいない「自分の子供」だったんです。

「今の子」をなかったことにするかのような言葉は、やめてください。

あと、「期待」するのもプレッシャーです。
たとえ若くても、そんな簡単にポンポン妊娠、出産できるわけではありません。

じゃあ、何て声かければいいの?

「答えは、沈黙・・・!!」

私、『ハンターハンター』のクラピカファンなんです。突然失礼しました。

いや、でもこの名言はあながち間違ってなくて。
「下手な言葉を掛けてさらに傷つけてくるくらいなら、いっそ黙ってておくれ」って感じです。

あ。でも、チーン😇って気まずい雰囲気になるのも困ります。

「ごめんなさい・・・。こんな重い話をして困らせてすみません、やっぱり言わない方がよかったですかね?」

と、申し訳ない気持ちにもなるのです。

「辛いことなのに、話してくれてありがとう」

私の経験上は、この言葉が一番嬉しかったですね。

「言うのも辛いだろうに、話してくれてありがとうね。
俺はASCAが幸せになれるように祈ってるよ」

私の数少ない親友(男性)からの言葉です。

ずっと私の本音を「聴いて」、優しく寄り添ってくれました。
終始、共感の姿勢を見せてくれて、余計なことは言ってきませんでした。

私の夫や、同じ流産経験者の旦那さん等のリアクションを見る限り、
男性側も動揺したり、女性の素直な気持ち(やるせなさ、妊婦さんや子供がいる人への羨み)を否定したりしてくるケースも多い実感があったので、

「男性には、流産した女性の気持ちなんかわからない。身をもって体験してないし、性別も違うんだから、もうしょうがない」と感じていたのですが、

私は彼らと同じ男性である、この親友の言葉に救われました。

話や気持ちを「聴いて」、「共感して寄り添う」

もしあなたが、勇気を持って流産したことを報告してくれた女性に出会ったら、

その女性の話や素直な気持ちを、ただただ「聴いて」、「共感して寄り添って」あげてください。

この「聴く」という行為ができない人は、非常に多いです。

もし流産した女性の口から、「それは間違ってるよ!」と否定したくなるような思い(絶望感や将来への不安、妊婦さんへの羨み等)を打ち明けられたとしても、
それはあなたの心の中に閉まって置いておいて、決して女性には言わずに、また「聴く」ことに専念してください。

***

流産を報告した女性は、もう精神的にズタボロです。

それでもあなたを信じて、頼って、話を聴いてほしくて、わざわざ辛い体験を打ち明けているのです。その姿勢を、気持ちを、どうか尊重してあげてください。

アドバイスや反論は求めていません。
ただ「聴いて」「共感して」「寄り添ってほしい」。それだけなのです。


辛口のコメントが多くなってしまい、失礼しました。

上記はいずれも、気遣いからくる言葉だということは理解しています(「むしろ言われたら嬉しい」という方もいるのかな)。

ただ、私個人はこれらの言葉が嫌だし、同じように傷ついている方も多いので、記事にしました。

そしてこの現状が、私がこのサイトを始めた理由の一つでもあります。
ご参考になれば幸いです。それでは。

ASCA
この記事(マンガ・イラスト)をかいた人

流産を繰り返す「不育症」の患者。20代で3回妊娠するも、すべて流産。

30歳、仕事はWebライター。流産を繰り返すうちに適応障害が悪化→うつ病になり、半年間休職。現在は復職し、うつ病の治療中。

「妊娠したら出産できるとは限らない」ということを、多くの方に知ってほしい。
流産や不育症で悩む方への情報発信、「不育症」の認知度を上げるためにブログをやっています。趣味レベルで漫画も描きます。

当サイトのコンテンツ全て(記事/イラスト/漫画)の無断使用・無断転載を禁じます。

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